続・女川マダム その1

2月24日(金)女川町多目的運動場にある仮設集会所にて、続女川マダム企画(すっかり名前が変わっちゃった?!)を実行。今回の女川マダム第二弾も大成功!こちらの集会所担当の菅野先生が事前にお声がけしてくださった経緯もあり、みなさんとても楽しみにこの日を待っていたようでした。
メイク講師は前回と同じ。美塾の講師が仙台から4名来てくれました。マダムの層は70−80代中心でちょっと年齢層が高かったかな。

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祖父の代を知る方も多く、祖父に婚礼写真を撮ってもらったとか…(何年前なんでしょうか?)80代だとそうでしょうね。ビックリするような話もあったけど、どの方も素敵でした。年の功と言いましょうか……、やっぱり女川の女性はパワフル!同じ女川町内でも場所が変われば楽しみも倍増!今日はたくさん笑わせていただきました。そしてたくさん泣きました。

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「メイクをしてもらう」ということは、肌に触れるという一種のスキンシップであり、される側はすーっと心を解放できる部分があると思うんです。もともと女川の人はフレンドリーですので、一旦気を許すと社交的に話し出すんでしょうね。仮設に住んでいると話さないような内容だったり(話す相手が居ない場合もあるでしょう)色んな話が飛び出します。


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今日の衝撃的な話は、病院で津波をかぶりながらも助かった83歳のマダム。「若い人が死んで、私みたいな年寄りが生き残ってしまって…」と言っていた。その場で私は何も答えられず、ただ彼女のリウマチになった手を握ってあげることしかできなかった。「あなたのようなマダムがいるからステキな写真作品になるんです」と言ってあげればよかったなぁと帰りの車で思ったのだが。マダムにとっては「話を聞いてもらう事」が重要なのかもしれない。自分の体験を若い世代に伝えたい、生きている喜びを誰かに肯定してもらいたい、そんな心境なのかもしれません。マダムは出来上がった写真を、穴があく程見つめてからポケットにしまい、嬉しそうに歩行器を押して帰って行きました。


女川にいると、不意打ちにこういう「九死に一生スペシャル的な話」が良く出てきます(続く)

追記:メイクシーンの様子と、体験談とは関係ありません。
by monchicamera | 2012-02-28 11:28 | 311とその後
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