旅立ちの時〜女川一小卒業式〜

ブログ更新が遅くなってしまいましたが、卒業式のことをここに記しておきたいと思います。

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2012年3月21日女川第一小学校の卒業式が行われました。写文集にも出てくる、私が卒業アルバムを担当している学校で、私の母校でもあります。残念ながら母校での開催はできなかったものの、女川第二小学校体育館をお借りして厳かに行われました。卒業生38名ひとりひとりに卒業証書が手渡され、その凛とした6年生の姿に未来を感じました。誰にとっても、この震災から立ち上がり、日常生活を取り戻そうとしてきた1年間は大変だったでしょう。校長先生のお言葉、PTA伊藤会長さんのお言葉は愛情に満ち溢れ、生徒たちが明るい未来へ巣立っていけるような、そんなスピーチでした。在校生との合唱もすてきでした。式の最後に歌った校歌(写文集P35-36に歌詞あり)は、私の生涯で一番心に響く歌でした。どれもがその終わりにふさわしく感動的な卒業式でした。

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この学校は震災後、2度も引越しを余儀なくされました。現在は女川二小を間借りしている状態です。「5年通った校舎を最後に見せてあげたい」「自分たちの学校の校門をくぐって卒業させてあげたい」というPTA会長さんの呼びかけが実現し、卒業式終了後みんなで女川一小へ移動しました。校庭にある雄大なヒマラヤ杉が6年生を迎えてくれました。この1年間を振り返ると、卒業式の日にまさか女川一小の校舎と校門を背景に、みんなで集合写真を撮れるとは思ってもみませんでした。私はうれしくて、うれしくて、涙でレンズが見えませんでした。

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1年の始まりが入学式だとすると、3月の卒業式は1年のしめくくりです。私にとっても実にそのような気がします。正直なところ、3/11を写真館跡地で迎えたとき「1年経ったなぁ」という実感はそれほどなかったのですが、6年生を見送り、先生方への挨拶を済ませ、女川一小の階段を降りヒマラヤ杉を見つめたとき、わっと感情が溢れ出しました。がんばって走り続けた1年間がそっと終わった瞬間でした。
by monchicamera | 2012-04-04 21:06 | 311とその後
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