女川 五部浦地区その2

飯子浜(いいごはま)の隣りには、「夏浜海水浴場」へ出る。このビーチは鳴り砂100選にも選ばれる、白く輝く、そして素足で歩くとキュキュと音のなる程、砂がきれいなビーチである。子供のころから夏になると海水浴に連れて来てもらっていたし、大人になってからも姪たちと遊びに何度も来た。

2007年8月撮影
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2012年5月撮影
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道路は激しく陥没し、ビーチに出るのもやっとだった。砂地が驚くほど狭くなっていたのには驚いた。きっと満潮になると砂浜は消えてしまうんじゃないかな。後ろの看板「何か大切なこと 忘れてはいませんか」という文字が虚しく残る。

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漁港は埋め立てをした様子だが1mも地盤がさがった場所では、漁業を再開するのも大変そうだ。この五部浦地区を回っていて不思議だったのは、建物がないとどこがどこの浜なのかさっぱり分からなくなっていることだった。泳げるビーチもいくつかあり、小島を目印にしていたこと意外はさっぱり記憶にない。父に連れられてよく泳ぎに来ていた場所は「塚浜」だったと記憶するが、言われてみれば「夏浜」だった気もする。夏浜はガイドブックにも載っていて、夏になると観光客も多かった。だから我が家では人ごみを避けるようにして塚浜で泳いでいたような記憶もある。大人になってからは個人的に飯子浜を好んでいたのだが、震災後にこうして訪ねてみると、どこがどこだかさっぱり分からない。同じ女川町内とはいえその面積は広い。18歳まで住んでいた記憶というのはこんなにも曖昧なものかと感じたこの頃である。
by monchicamera | 2012-05-24 11:14 | 311とその後
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