スペインの果て、女川の中心

ガリシア地方は、地形はリアス式海岸であり、気候も女川と似ている。朝はシケてるし、霧の合間から見せる町並みがこれまたステキである。ここは万石浦と似ている!とか、路地を散歩すると眺湾荘にそっくりな路地に出会ったりする。

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初日のお宿は、 Costa de Morte(死の海岸)と呼ばれる田舎町にある小さなペンション。火曜サスペンスのような岩肌と日本海のような荒波が押し寄せる辺鄙な村である。真っ白なこじんまりとしたこの宿は、どうやら夫婦ふたりで切り盛りしているらしく、ガリシアの田舎の果てに来てしまったんだなぁ〜ということを痛感させられる。女川の浜にもこういう民宿あったよなぁ〜と思いながら、女将さんと会話をする。町にはコンビニもなく、隣りにあるミシュラン星獲得のレストランはあいにくの休館日。レストランは車で10分走った町の中心部にあるらしいが、飲酒運転するわけにもいかないなぁ〜と困っていると、宿の女将さんは「うちにある材料でよかったら作るわよ!」と言ってご馳走を作ってくれた。

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ガリシア名物のタコ、クリームコロッケ、ムール貝のワイン蒸し、ガリシア名物のおっぱいチーズ、イカの炭火焼き、丁寧なポテトチップス、ガリシア特産のししとう焼き。ガリシアの白ワインに、ガリシア産ビール。

ビートたけしに似の旦那さんが、せっせと料理を運んでくれる。「おすすめのワインはやっぱりガリシア産だよ」と言って、リベイロの白を持ってきてくれた。実はこの宿の食堂も休館日だったそうだ。なのに東方からの客を喜んで受け入れてくれ、食事も用意してくださったのだ。こういうところが女川人と似ている。手間をかけることを惜しまない。ガリシアのご夫婦の優しさにふれ、清潔な部屋で眠りにつくことができた。窓から見える夕日が格別だった。
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by monchicamera | 2012-10-09 23:29 |
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