リアスバイシャスを代表するワイナリー

リアスバイシャスを代表するワイナリーMartin Codaxに行って来ました。石づくりの家々と葡萄畑を囲まれた道を登った先にあり、ワイナリーから眺める景色は絶景です。遠くに見えるカンバドスの湾には養殖棚が見え、万石浦を思わせるその景色は、遠くガリシアにいるのに故郷を思わせてくれます。
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この地域のワインはアルバリーニョ種100%で作られた白ワインが有名です。香り豊かで、甘さは控えめ。魚介類に合う味になってます。海風がそよぐ土地で葡萄が育つのかな?とそもそも私の疑問だったのですが、この品種は大丈夫なようです。フランスから巡礼者が葡萄の苗を運んできたリースリング種が元になっているとの説もあります。
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このMartin Codaxワイナリーは、この地域の小さな葡萄農家が集まった、いわば共同組合のような会社です(訪れる前は、地域で1番の大富豪のおっさんの名前なんだろうと勝手に思ってました)。小さな兼業農家が集まって1986年に結社されました。今は300軒が加盟しているそうです。

そもそもこの地域では、親から子へ土地を相続するときに、兄弟の分だけ均等に分けるそうで、このやり方だと代を追うごとに与えられる畑の面積が小さくなっていきます。すると小さな葡萄畑を持っている者がワイン作りまで一家で行うにはコスト高となり、ワイン作り一筋で生活していくのが厳しくなります。そこで誕生したのが農業組合ワイナリーMartin Codaxだったのです。

Martin Codaxとは、ガリシア地方の13世紀に活躍した詩人の名前です。現在のガリシア語とポルトガル語の原点のような言葉で綴った方で、この土地をこよなく愛し、故郷の誇りとしました。Martin Codaxのメジャーラインのワインボトルには、彼の詩の一節が刻まれており、ガリシアへの想いを込めています。
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製法にもこだわりがみられ、ガリシアの誇りを感じさせます。各農家が持ってくる葡萄の品質チェックも厳しく、伝統的な製法で添加物を一切加えない、自然のワインができるのです。

ワイナリーの内部も見せていただきました。ワイン醸造について大学で学んだという女性に案内していただき、ガリシアの伝統的製法についても丁寧に教えていただきました。

見学の後は試飲タイムです。通常は1種類だけのようですが、私達が日本からわざわざ訪ねてきたことを歓迎してくださり、3種類のワインをテイスティングさせてくれました。建物に隣接するスペースはとても素晴らしく、心地よいリアスの午後を過ごすことができました。
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by monchicamera | 2012-10-15 00:43 |
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