レストラン Akelaŕe

サンセバスチャンといえば、世界レストランランキングの10位以内に3つも入っていたりするほど、料理のレベルが高いんです。

コース料理の価格は決して安くはないですが、素材、アレンジ力、サービス、立地など、どれをとっても一流という名にふさわしいレストランが揃っています。

そのうちの1つ「Akelaŕe」へ行ってきました。

サンセバスチャンからタクシーで10分ほど。山の中にひっそりと佇む。レストランからはビスケー湾を眺めることができます。

我が女川と同じように夏場は霧が発生しやすいので、クリアーな視界ではありませんでしたが、窓の景色の開放感がなんとも素晴らしい空間でした。

ここのレストランの思想としては、私個人の意見ですが、NUEVA COCINAを忠実に突き進んでいるイメージです。

ここではコース料理のことを「デグスタシオン(試食コース)」と呼び、3種類用意しています。2種類が新メニュー「ARANORI」「BEKARKI」、もう一つはトラディショナルなコース「los clasicos de Akelare」です。どのコースも1人前155ユーロ(+10%サービス料、飲み物代は別)。
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私たちふたりは、2種類の新しいコースをそれぞれオーダーしてシェアして食べました。

テーブルセッティングには盆栽を飾っており、今回のコースは、日本料理にもインスピレーションを求めている感じがよかったです。

どの料理も工夫がなされていて、驚くものばかりでした。

このレストランの素晴らしい所は、接客サービスにもあります。これほど完璧でこれほど細やかなサービスは、私自身「ここのお客さんになることができてよかった」と思うほどでした。
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13:00に予約し、cavaを飲みながら食べ始めたコース料理。デザートを食べ終えた時点で16:30でした。なんと3時間半も食事をしていたことになります!こうしたゆったりとした時間の過ごし方もサンセバスチャンっぽくて私は好きです。

ただ、食べることに対しても体力が必要なんだなぁと、今年も感じました(昨年もムガリッツに行った時に「参ったなぁ」と感じたんだった…)。

帰り際に、総料理長のペドロさんに会うことができました。
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「こんなに素晴らしい、愛情のこもった料理をありがとうございました。あなたの料理を味わってみたくて、私は日本から来たんです」と自分自身の言葉で(スペイン語で)伝えました。

するとペドロさんはとても嬉しそうな顔をしてくれました。そして「君はどこでスペイン語を覚えたの?」と聞かれたので、「サンセバスチャンをもっと深く理解するために、自分でスペイン語を学びました。今日こうして、自分のスペイン語で”とても美味しかった”と直接あなたに伝えることができて、私はとても幸せです」と言いました。

ペドロさんの温かい眼差しは、彼の料理に現れています。優しい味ながら、食べる者に新しい発見を与える新鮮さは彼の人柄によく現れています。

最後に魔法のような料理を生み出すその手で握手を交わしました。とてもエネルギーに満ちている手でした。やはり一流と言われる人は違いますね。

■ Akelaŕe
Pº Padre Orcolaga, 56 - 20008 San Sebastián (Gipuzkoa) - Tel.: +34 943 311209
http://www.akelarre.net/public_home/ctrl_home.php
行き方:サンセバスチャンからタクシーで20分。牧場みたいな景色の中にレストランがあります。お昼は13:00ちょうどにならないと開きません。
予約方法:HPから専用フォームにて、希望日と人数を記入し申し込む(英語かスペイン語で)→返信が来ます→予約完了。
価格:コース1人/€155 + 10%の付加価値税、飲物代別途。
by monchicamera | 2013-07-21 19:44 |
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