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エコロジーな考え方

手作りの石鹸を作るきっかけになったのは、グアテマラを旅していた時のことでした。偶然泊まった日本人宿の女性オーナーに手作り石鹸を分けていただきました。初めて使った時のスベスベ感は忘れられません。

グアテマラは日本みたいに恵まれた国ではないけれど、ゆっくりとしていて、心の豊かさはありました。特に彼女の宿はそんな時間の流れがあったのです。その宿はジャングルにあり、周りに何もありません。食事も、地元のもので作っていただいたシンプルな味。塩ひとつでさえ感動しました。そんな彼女の宿は、広い庭と長屋みたいな家とプールみたいな水がめがあるだけ。

洗濯場にあるプールみたいなものは、生活用水を溜めておくためのものだったのです。グアテマラでは水道の制限があり、週に3日しか水道が使えません。生活用水は水道の使える日に溜めておく必要があるのです。「環境が崩れ始めて、世界各国で大洪水や日照りが増えているでしょ?私達が生きているうちに、水の不足の問題が出てくるわよ」と彼女はさりげなく言いました。

蛇口をひねれば水が出る…そんな当たり前だと思っていた生活感が崩された瞬間でした。排気ガスを少なくする車とか、買い物袋を減らすとか、クールビズといった政策ばかり打ち出している日本。エコロジーの考え方はあげたらきりがないけれど、「水がなくなる」ということを考えた事があっただろうか?

自分の生活を見直す上で、エコロジーな取り組みができないものか?と考え、特に水質汚染を出来るだけ少なくするためにも、この手作りの石鹸は有効なのだなと実感したのです。
by monchicamera | 2006-08-04 13:09 | 手作り石鹸
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