カテゴリ:旅( 133 )

バルセロナのパン

朝から吐き気がするのは、クリームパンのせいだ。

コーヒーにクロワッサン。スペインでの定番朝ごはんは意外にもシンプルだ。街角のパン屋で、甘いクリームパンを買い、エスプレッソを頼む。それが私の毎朝の日課だが、今日はどうやら失敗したようだ。選んだパンのラード成分が多かったのだ。
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「パンにラード?」と疑問に思うかもしれないが、スペインの焼き菓子や揚げ菓子にはラードを使うことが多い。スペイン料理にはこの国の複雑さが隠れていて、ラードの関係を紐解くと、歴史が見えてくる。

イスラム支配時代には食べられることがなかった豚肉。すなわちラードもハムも存在しない。レコンキスタによって、キリスト教徒がイスラム教徒を追い出した後、広まったのは豚肉である。知っての通り、豚肉は余すところなく食べられる。そんなわけで、揚げパンやデニッシュ系にはラードが使われたりするのだ。

今朝の不発のもとは、この"隠れラードパン"のせいだ。鼻が効きすぎるせいもあるが、動物臭い肉が苦手な私はラードも苦手である。

昨日の朝食はポメロのパンだったから、幾分かはフルーツの酸味でラードを感じずにすんだが、今朝のパンはどうしてもダメだった。

スペイン料理を研究していくと、イスラムの影響を受けていることが多い。ナッツを多様に使ったり、香辛料をうまく取り入れるのもイスラム文化の名残りだ。とくにアンダルシアなど南へ行くと、その調理法が顕著に表われ、イスラム支配のなかったバスク地方にはこうした食文化がない。

朝ごはんで、こうしたスペインの歴史を感じるとはやれやれだ。
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by monchicamera | 2013-07-28 10:21 |

バルセロナ5

翌日はサグラダファミリアへ。
ガウディ建築の最高峰。何度眺めても心が踊る。

夏のバカンスシーズンをなめていたのが馬鹿だった。チケット売り場はごった返し、サグラダファミリアの敷地を半周していた。おそらく二時間は炎天下で待つことになるだろう。

インターネットであらかじめチケットを買っておくべきだった。ひかりちゃんにとっては初めてのバルセロナだから、どうしても見せてあげたかったが、熱中症になりそうだし、時間ももったいないから、外観だけを眺めて帰ることにした。ごめんよ、ひかりちゃん。

「今回は中を見られないけど、ガウディ建築に興味を持ってきたので、少し勉強してから、またいつか訪れたいと思います」とひかりちゃんは言ってくれた。ねぇさんは、その言葉だけで嬉しいよ……。
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気を取り直し、ここからはバルセロナ名物、ブティック巡り!
これは女子にとっては、時間がいくらあっても足りない位で、ZARAをはじめ、安くて素敵なお店が立ち並ぶ。空港へ向かう時間ギリギリまでショッピングを楽しんだ。

そして、ひかりちゃんは現地時間7/27(土)の夜の飛行機でバルセロナを飛び立った。
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by monchicamera | 2013-07-27 21:15 |

バルセロナ4

カサ・ミラから宿までグラシア通りを一直線。銀座みたいな目抜き通りで、高級ブランドショップやチェーン店の服やなどが立ち並びます。

ある店に入って商品を眺めていたら、「麻弓ちゃん!」って声をかけられ、すっごいビックリ!偶然にお友達に会いました。実に二年ぶり。
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この広いバルセロナで、しかも数ある店の中で、同じ時間に、同じ店に立ち寄ったなんて!

実は私、けっこうこういうことが起こるんです。
だから、偶然ではなく必然なのかもしれない。

バルセロナ在住の彼女に、お土産選びなど、色々と案内してもらいました。
突然の再会に、ひかりちゃんはただただ驚いていました(笑)
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by monchicamera | 2013-07-26 17:11 |

バルセロナ3

ボケーリャ市場で腹ごしらえした後は、さっそくバルセロナ観光へ。

まずは、北から攻めることにし、グエル公園目指して地下鉄に乗りました。サンセバスチャンと違って、バルセロナは都会ですし、夏場の観光客でごった返しています。

グエル公園までは、最寄り駅から徒歩15分。私は二回目なので距離は分かっていたんですが、ひかりちゃんは暑さと日差しに参ってました(笑)
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グエル公園に着くと、人がわんさかいます。さすがバケーションシーズン!カメラを振りかざし写真を撮りまくっているのは、日本人だけじゃないようです(笑)人気がある写真スポットは、入口中央のトカゲ前と、市内が見下ろせる二階のベンチ中央ですね。
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グエル公園を一周し、アイスを食べながら坂を下って来ると、新しいお店を発見。
とお土産やが合わさったような最初の映像技術を使った4D映像を見せてくれる小屋でした。

入場料は大人9ユーロ。
結論から言うと、値段の価値があると思います。

70席ほどの映画館で、上映時間は15分。100年前のバルセロナへタイムスリップしながら、時速100kmの鳥の視点で、ガウディの建築に迫っていく、よく出来たストーリーでした。

4D特有の演出も楽しめました。大人も子供も楽しめる空間です。暑さ極まる公園の次に立ち寄ると、クールダウンも出来て一石二鳥。

値段は高めですが、多くの観光客が立ち寄っていました。1人9ユーロ×毎時3回×70名×8時間営業だとすると、かなりの収益があるだろうなぁ、といやらしいことも考えてしまいました(笑)
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その後は、カサ・ミラへ。
やはり予想以上に行列が出来ていて、チケット売り場も、エレベーター待ちも長い列。今期よく待ちながら、屋上へ。先ほど4Dで見た映像と同じモチーフの兵士の形をした煙突がありました。

二年前も来てますが、カサ・ミラの良いところは、ガウディ建築を解説した模型スペースがあること。ガウディ建築マニアの私にとって、最大のガイドをする機会がやってきました(笑)釣り子の原理とは何か、柱がなぜ斜めなのかなど、模型を見せながら解説しました。展示品をただ眺めるのではなく、自分の分野に活かせるような視点で後輩に見学してもらえて、私も嬉しいです。
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by monchicamera | 2013-07-26 16:56 |

バルセロナ2

バルセロナ・カタルーニャ広場に到着し宿まで歩きました。

夏のバルセロナは熱い!太陽がサンサンとし暑いのもありますが、世界中の観光客が集まるので、とにかく熱い!

サンセバスチャンの人混みもすごかったけど、バルセロナはまたさらに凄い。
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荷ほどきをした後は、ボケーリャ市場へひかりちゃんを案内。新鮮な野菜や魚介類、そして肉屋の見たことのない食材を見せて説明しました。

考えてみれば、皮を剥がされたウサギの肉や、目ん玉がこっちを向いている羊の頭など、日本では実際に見ることのないし、食することもないですね。初めて見るグロテスクな肉屋を、ひかりちゃんはただ呆然と眺めていました。
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命をいただくということは、時に残酷だ。

新鮮な食材をありがたくいただけることに日々感謝したいです。

そんな肉屋を見せた後、市場内にあるシーフードグリルが美味しい食堂に案内しました。

市場を入ってすぐ左の手前にある、カウンターだけの食堂。目の前に広がる新鮮な魚介類や野菜を焼いてくれるます。日本でいうところの、カジュアルな鉄板焼き屋みたいな感じ。

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私がバルセロナに着たときは必ず立ち寄るお店です。値段は安い方ではないが、観光客が集まるレストランよりは清潔だし、新鮮だから私は気に入っています。

ここでは、日本ではお目にかかれない食材である、キノコとマテ貝のソテーをいつもオーダーしてます。
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細長いマテ貝は、ホタテのヒモのような味。ホタテは高級品なために、こちらのマテ貝がよく食べられています。一皿15ユーロくらい。キノコ炒めも15ユーロくらい。

白ワインをいただきながら、スペインの食の豊かさを味わいました。

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もし、バルセロナのこの市場へ行きたいと思った方は、カバンや荷物を極力小さくしていくといいですよ(つまり座った時に抱えながら食べられるように)スリに充分気をつけてください。
by monchicamera | 2013-07-26 15:57 |

バルセロナ1

バルセロナに到着。

私にとっては2度目の訪問。バルセロナといえば1992のオリンピックを思いつくが、それをきっかけに観光に力を入れている街としても有名ですね。
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バルセロナの観光客への歓迎っぷりは、空港から街へ出るバスにも現れていると思います。空港に着くと、まず出口となりにインフォメーション。ここで地図をもらいます。観光の見所なども質問すると教えてくれます。

市内までは、バス、タクシー、マイカーなど色々と選択肢はあります。今回も空港バスに乗ってみました。
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バスの表示に従って進んでいいくと、市内へ出る「aerobus」が待ちかまえています。水色の分かりやすいデザインなので、すぐに見つけられます。満員になると発車するシステムなので、5分おきに出ている印象です。しかも座席がフルになるかならないか位で閉め切っちゃうんです。というのは、飛行機で来た客はフライトで疲れているわけだし、市内までの20〜30分の運行をちゃんと安全に座って欲しいんでしょうね。次から次へとバスが待機しているから、ぎゅうぎゅう積めにする必要もないんでしょう。荷物をしっかり置く場所も確保されているので、バスのデザインも優れていると思います。
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気になる価格は、片道5.9ユーロ。
界各国の観光地、たとえばNYやパリや東京と比べると、エアポートバスが1000円以下で運行している場所は滅多にないと思います。便利、安い、早い、わかりやすい、という点では「バルセロナってなかなかやるなぁ!」と思います。

最安値の市バス&地下鉄の組み合わせは、1.9ユーロで乗れちゃうので、現地の物価として比較すると高いですが、観光客にとっては嬉しい価格だと思います(安く乗りたい人にとっては、別の手段も確保されているあたりも嬉しいです)

バスやインフォのあり方は、その街の第一印象を決める重要な要素ですね。こうした意味では、バルセロナはとても良心的で、観光客を歓迎しているのが感じられます。
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by monchicamera | 2013-07-26 12:54 |

ビルバオの夜

夜は雑誌で見つけたバルがホテルの近所だったので出かけました。

Café iruñaという、バスク地方で珍しいタイル貼り内装のお店で、この店はアンダルシア料理のバルでした。

スペインタイルは、イスラム占領時代に発展しました。バスク地方にはイスラムは攻めて来なかったので、こうしたデザインをバスク地方で見ることは非常に稀です。

だけど観光客にとっては、これまた別のスペインの表情が味わえるので、私はこの店が気に入りました。アンダルシアのバル文化も一味違って楽しいですね。
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バスクで食べる、イスラムっぽい料理はなんだか面白いですね。旅の疲れか、そろそろ刺激物が食べたいと思っていたので、肉のクミン焼きがとても美味しく感じました。
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この地方で気をつけなくてはならないのが、バルが夜中までずーっと空いているように感じますが、食べ物の終了時間が23:00なんです。なので、そのあたりを計算してBARに行かないと美味しい食べ物にありつけないという……。
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2件目に立ち寄った店で、美味しそうなフォアグラ料理を食べ逃したのが、とっても悔しいです。

Cafe iruña
calle Barasetegui 4, bilbao
tel,944-23-70-21
by monchicamera | 2013-07-25 23:14 |

ビルバオ観光

昨日はビルバオ到着後、グッケンハイム美術館に行きました。建築がカッコイイ!

ビルバオは工業都市で、観光地化するためにアメリカグッケンハイムを誘致し、派手な建築で勝負に出て、見事に観光地化出来た街で、その方法は「ビルバオモデル」と呼ばれています。

建物はアメリカの鬼才、建築家フランク・O・ゲーリーで、脱構築主義建築の傑作と呼ばれています。

美術館の中身ももちろん素晴らしいです。久しぶりにアンディウォーホールやバスキアの作品に出会えて感激です☆

美術館に併設するレストランは、マルティン・ベラサテギの支店です。試食コースが32ユーロという破格で食べられるのが良かったです。ランチにちょうど良い量でした。

ビルバオは私にとっては町歩きをするにはちょうど良く、一目で気に入りました。サンセバに比べて、生活のにおいが感じられるし、人々も穏やかで控えめな感じが素敵です。タクシーのおじさんや宿のお兄さんの印象がとてもよく、昔の日本人に出会った感じがします。
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観光地で大事なのは、ファーストインプレッション(第一印象)だと思います。

その町のバス停、空港などの玄関口に到着し、宿にチェックインするまでの過程または観光案内所での対応、これがいかに愛想の良いものかどうか?

その街で最初に接する人によって、街に対する第一印象が決定され、お客さんがその街を好きになるかどうかの決め手になるんだと思います。

ビルバオは単にハコモノとしてだけでなく、街全体の人々が世界中のお客さんを優しく歓迎してる、そんな印象でした。
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by monchicamera | 2013-07-25 20:08 |

ビルバオへ到着

サンセバからバスに乗り90分でビルバオに着きました。

まずはpension zubiaというホテルにチェックイン。風呂トイレは共同だけど、とても清潔な宿です。3ベッドルームの部屋で60ユーロ。私たち四人で割り勘だから、ひとり15ユーロです!安いっ!交通手段もBAR巡りにも適した立地です。

宿の管理人さんがとてもハンサムで優しいので、今後の定宿になりそう。うふふ。
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■pension zubia
Amistad, 5. 1º, 48001 Bilbao
http://www.pensionzubia.com/
ご予約はbookig.comで簡単にできます
http://www.booking.com/hotel/es/pension-zubia.es.html
by monchicamera | 2013-07-25 12:00 |

ルイス・イリサール夏期セミナー申込み方法

ルイス・イリサール料理学校では、毎年7月〜8月に「夏期セミナー」を行っております。この講座は、プロアマ問わず、料理の好きな人やバスク料理を学びたい人が集まります。1コース8名までの定員となっており、少人数で受講するためアットホームな雰囲気です。授業はスペイン語ですが、レシピをもらえるし、見よう見真似でなんとか追いつけるのも事実。

どの講座も3〜4日で終わる短期コースで、ピンチョス講座、魚の講座、というように毎週テーマが決まっています。


申込み方法は以下の流れです。
■ルイス・イリサール料理学校のHP
Cursos de veranoをクリック(毎年5月になると募集開始されます)
専用フォームから申込みをし(スペイン語か英語で)→「募集定員が集まり次第、再度ご連絡します」という内容のメールが来ます(定員に達しない場合は講座が中止になる時もあるそうです)→2度目のメールが来たら、授業料を指定の口座へ振込をすると完了します(郵便局で出来ます)。
http://www.escuelairizar.com/


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by monchicamera | 2013-07-25 02:34 |