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庶民の台所〜メークロン市場2

庶民の台所〜メークロン市場2_f0044846_12475065.jpgメークロン市場は、電車が来る時間をのぞいて、地元の人しか集まらないんじゃないかと思う。というのも、売っているものは野菜・魚・肉・花など、ほどんどが「生もの」である。世界中どこを旅していても、食材市場ほど市民の生活を垣間みれる場所はない。

朝摘みたての新鮮野菜が鮮やかに並んでいる様子は、熱帯雨林ならではの気候だと実感させられる。緑の野菜がにょきにょき(すくすく)育ってるのは、自然の恵みがたっぷり行き届いている証拠だ。スープや料理の下味に使う生姜は日本の谷中生姜のような形をしているが、大きさはその5倍くらいある大きな物だ。

庶民の台所〜メークロン市場2_f0044846_12504260.jpg魚屋さんは、干物中心に売っている店もあれば、生を売っている店もあったり、蟹や海老を専門にうる店もある。鯵みたいなものもあれば、写真の様にナマズの切り身だけを売っている店もある。このお姉さんは毎日何十匹もの魚をブツ切りにして生計を立てているんだなぁと思うと、人生って何なのかなぁとつい思ってしまう。

庶民の台所〜メークロン市場2_f0044846_12583967.jpgそんな中でひときわ目を引いたのが、この味噌のような物体。店の前を通ると生臭い。ガイドさんに聞いてみると「海老の塩ペースト」だそうだ。トムヤムクンなどのスープ類に、塩のかわりに使うと海老の出汁も効いてとてもおいしくなるそうだ。この市場ではこうした海老塩のお店は何件かあったが、お店ごとに塩加減が違ったり、海老の種類が違うのだろう。価格は60〜100Bの間で、各店舗で3種類ずつランクがあるようだった。醤油でいえば薄口、濃い口、出汁醤油の3種類あるように、海老塩にも若干の違いがあるように思われる。とりあえず、中くらいの値段の物を1つ購入。帰国してからトムヤムクンに小さじ1/2ほど入れてみたが、専門店の味のように格段に美味しくなった!


庶民の台所〜メークロン市場2_f0044846_13111191.jpg他に気になったのは卵屋さん。普通の白玉、赤玉のほかにピンク玉を発見!!
ここで覚えたてのタイ語「ニーアライ(これは何ですか)?」を言ってみるとみごと通じた〜。おじさんは「アロイ、アロイ(うまいんだぜ〜)」と言って中を割って見せてくれた。なんとそれはピータンだった。泥まみれのピータンをキレイに洗って、ピンクに着色をするという発想。さすが彩りの国だわ。
by monchicamera | 2010-10-27 09:00 |
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