アリス・B・トクラスの料理読本 という本をなにげなく手にとってみた。
中身を見て、驚いた。
「ピカソのためのスズキ料理」とか「クリニック流マトンのもも肉料理」とか。どんなものかと思えば、ピカソに料理をふるまったときの会話とか、レシピがちゃんと書いてあって、注射器でマリネ液をマトンに差し込むことを8日間繰り返すとか(笑)
「フランシス・ピカビア風オムレツ」に至っては、その分量を見ただけでビックリ。卵8個にバターが230gって・・・。成人病にならないか心配してしまう。
当時の芸術家との交流(ピカソやマチス、フィッツジェラルドなどのパトロンだった)や、暮らしぶり、フランス料理の神髄を知ることが出来る1冊だ。
興味のある方はぜひ。