避難所の朝

今回の訪問は、女川第一保育所。
先生方も知っている方が多く、私の両親がお世話になった方々も多く滞在しているので、こちらの方へ衛生用品などの物資を寄付させていただきました。そしてずうずうしくも、一晩泊めていただき、みなさんの生活の様子を撮影させていただきました。


テレビで見るのと自分で滞在する目線って絶対に違うじゃないかなぁと思っていたので、今回の宿泊はとても参考になりました。避難所格差はあるものの、避難所の１つとして見ていただけると幸いです。


ここでは一日の大まかなスケジュールが決められていて、保育所の先生方は朝6：00からフル稼働です。布団をたたみ、床も水ぶき。床は舐めてもＯＫじゃないかって位に清潔でした。


6：30からはラジオ体操。そしてテキパキと朝食の準備を進めていきます。なぜか小中学校の林間学校を思い出しました（笑）焚火でお湯を沸かして顔を洗ったりする人、洗濯を済ませる人、タバコで一服する人。小さなコミュニティーがそこにはあります。


朝ごはんは、配給のおにぎり2個とランチパック。保育所の調理室で作ったみそ汁。まずは子供たちが先に食べます（学校の時間に間に合うようにね）。


登校時間になると、女川一小の先生が小学生を迎えに。集団登校です。先生方も朝早く出勤して、生徒の安全のためにがんばっています。しかも笑顔で「おはよう！」って言われると私もうれしかったです。挨拶がみんなの心をつないでいます。


中学生や女川二小の生徒たちはスクールバスを待ちます。この日はバスのオペレーションがまずますで、バスが３台通過しても乗れず２０分くらい待ちました。中学生たちとの何気ない会話が、日常感覚と取り戻させてくれ、ほっとます。