北海道のある方の手紙が朝日新聞社に届いた。女川で生まれ小学校六年生まで女川で育った現在57歳の女性から。故郷への思い、女川での思い出を綴った手紙の最後に驚くべきことが書いてあった。
「私の小学校入学記念の写真を、あなたのお祖父さんのスタジオで撮ってもらったのだけど、仕上がる前にチリ津波で流されてしまって受け取ることができなかったの」
1960年5月24日。チリ地震津波で、祖父の建てた初代佐々木写真館は崩壊した。そして多くのネガもプリントも紛失した。
その時の祖父の気持ちはどんなのだったろう?
修行から戻った父はどんな気持ちだったんだろう?
その後、父が1972年に今の家(といっても今回崩壊)を建てるのだが、まさか39年経って同じ目にあうと思っていただろうか?
きっと悔しさでいっぱいなはずだ。
この女性の1960年の思い出は手渡すことができなかったけど、祖父の想いだけはどうにか届けたい。
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