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We are here---搬入作業

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木曜日に成田を飛び立ち、同日の昼にニューヨーク(NYC)に到着しました。ハンパない荷物の量を運びこみ、スタッフ総出で頑張りました。見てください、この段ボールの量!写真には写ってないですけど、総勢28名、スーツケースも各自1つ。修学旅行みたいで楽しかったです。移動だけでも疲れました(笑)


到着してすぐにギャラリーへ。写真と絵の搬入です。
マンハッタンのチェルシー地区にあるAIGAというギャラリーです。ニューヨークらしく、天井の高い、そしてセンスのいい場所です。ここに写真80枚と、子供たちの絵400枚が飾られます。

写真の構成は、佐々木写真館をテーマに。父の作品と、私が撮った女川の様子、そして被災地の子供の様子で構成されています。津波で残った父の作品『20世紀の匠たち』シリーズ9枚です。ファインプリントではないけど、津波で残ったという部分で今回は展示しました。ライトが当たると表面が解けていたりする部分も、また味があります。拾ってきた父のシノゴも、泥付き、潮が吹いて白くなっているままで展示。生々しいです。

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父が撮影した写真が飾られて、船大工シリーズの1枚目が飾られた瞬間、「お父さん、いよいよ世界デビューだね!」と思ったら感極まって泣きそうでした。写真の中の棟梁も喜んでいるように見えました。

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写真や絵を飾る職人さんがいます。リサさんとボブさん。さすがNYC!手際がいいし、感覚もいい。水平をはかって、ささっと釘を打ち、どんどん完成していう様子はまさに職人でした。写真のパートだけでも5時間かかりました。天井も高く、写真のような機械に乗って作業します。ハシゴの高さも日本であまり見ない感じで面白かったです。

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子供たちの絵も一枚ずつアクリルの額に入れ、キラキラと輝いていました。一枚ずつゆっくり見ていくと、写真よりもグッと心に響きます。見てるとつらいです。こんな思いで頑張っていたのか…と思うと悲しくなります。みんな小さな胸を痛めながらも前も向いて生きているんだなと実感させられるんです。子供たちの想い、たくさんのニューヨークの人たちに見てもらい、感じてもらいたいです。
by monchicamera | 2011-05-14 23:20
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