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一流の写真家とは…

一流のフォトグラファーが来てくれた。
名前はPeter Cunningham。ロックバンドやドキュメンタリー、そして禅の世界など。彼の作品全体を通して感じるのは「人とのつながり」。人間の精神世界まで写り込んでいる様な気がする。

1970年代のBruce Sprinsteen やデビュー時のMadonnaの写真をwebで見たが、知っている写真ばかりだった!全てにおいてカッコイイ。
ボストンから着いたばかりなのに、ふらりとAIGAにやって来て、私の写真を食い入るように見てくれた。そうとも知らず、たくさんの話をした。一見すると「変なおじさん」(笑)。CANONをぶら下げてキャップを被って、話をすると、不思議とす〜っと心に入って来る。

「女川の風景写真には人が写っていないけど、意図的に人を外したのか、それとも人が本当にいないのか?」「この丘の同じ場所から毎回写真を撮りなさい」などとアドバイスをくれた。

一流の写真家とは…_f0044846_16124247.jpgちょうどその時、私の取材をしていたTVクルーがギャラリーにいたのだが(彼らの紹介でPeterさんは来てくれたのだった!)、いきなり二人でフォトセッションをすることになった。

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ギャラリーの中は自然光とタングステンが混じり合うミックス光。撮影するには撮りづらい。どうやって撮ろうか?何のレンズを使おうか?とカメラバックをごそごそしていたら、Peterさん早速激写(笑)、先手を打たれた!

私の周りをぐるぐる回って、適当にシャッターを切っている。本当に適当だ(笑)何がどう写っているのかも全く予想つかない。運動会の競技にも見えて来る。これが一流の写真家だと紹介されても、ただの「変なおじさん」にしか見えない。

ところが、後日彼のWEBを見て驚いた。
一流の写真家とは…_f0044846_16123115.jpg


写真が……、カッコイイ!!
これが一流のworksなのか。あの状況、そして私の雰囲気をよくとらえてる。
ま、ま、負けた…(最初から勝負になっていないんだけど、笑)。

ちなみに私が撮った写真はコレ。
ふつーのどこにでもあるポートレート。
唯一の救いは彼がフォトジェニックだったこと位だ。
一流の写真家とは…_f0044846_1612541.jpg


こんなに素晴らしい「変態フォトグラファー」(peterさんすみません)を、「まとも」に撮ったところで、面白くもなんともないのだ。彼ららしさが活かされてないのが残念だ。まだまだだな、わたし。

悔しさはないのだけれど、あの状況で撮影をするときに、私とPeterの何が違っていたのだろう?とずっと考えている。「一流とは何か…」 今後に向けた良い課題になった。
by monchicamera | 2011-05-28 16:19
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