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変な形のアパート in Madrid

パリでの仕事を終え、スペインへ旅に出た。旅というのは新しい出会いや刺激のオンパレード。いままでの固定観念を覆すこともあるし立証される場合もある。とにかく「人は新しさを求めて旅に出る場合が多い」と思う。自分の中の何かを変えたいと思ったときが、旅へ出るタイミングだ。

スペインへの憧れは、メキシコ放浪の後ずっと抱いてきたものだった。スペインは故郷女川の方言と似ていて、人情味溢れる感じも似ていた。建築、料理、文化、歴史、色々な要素が混ざり合い、スペインの魅力は尽きることがない。旅してみて感じたのだが、女川の今後のヒントになることが多く潜んでいるような気がする。私の中ではまだまとめきれていないが、旅の様子や感じたことを断片的ではあるが紹介したいと思う。


11月17日 晴れ
首都マドリードへ到着。マドリード在住の女川人の家を訪ねる。空港から地下鉄にのり、地上に出た瞬間というのがその国を印象づけることがおおいが、私がみた景色はこれだ。
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「なんだ?この変なアパートの形は!」ピラミッドみたいな傾斜の不思議な側面を持つ集合住宅は3棟揃っていて、不思議な景観だった。
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そして周りをみると、さすが砂漠地帯のマドリッド。レンガのアパートが多い。建物の曲線も美しいが私の目を奪ったのが、レンガの積み方である。これはフランスでは見たことがない。
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30度ほど斜めにし、それを積み重ねウロコのような模様をしている。積み方で強度が増すのだろうか?津波後の女川ではタイル張りの建物や、タイル張りの風呂場だけが流されずに残っていた場所が多かったので、私の中では「タイル張りは津波に強い」という考えがある。もしかするとこのレンガの「斜め積み」も同様に強いような気がする。まぁ乾燥地帯にあるものを湿気大国へ対応できるかどうかは別問題であるが…。
by monchicamera | 2011-11-25 04:46 |
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