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マドリッドの夜 その2

スペイン人は、夜中まで飲んで、朝は遅めで、ランチも2時間かけて食べて、昼寝(シエスタ)をする。そして夜8時くらいからまた飲む。そんなことが一般的に言われているが、実際自分が滞在してみるとそうだった(笑)
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観光の合間に食事や買い物を楽しもうとするが、チェーン店以外の洋服屋さんや個人商店は昼寝の時間には閉まってしまうし、今日のおすすめランチメニューもコースメニュー(前菜、メイン、デザート、ワイン1杯付きなど)だったりするから最低1時間はかけて食べることになる。夜も行きたいレストランは20時以降オープンであったりする。そしてBARも雰囲気がよく、ワインも悪酔いしないので、ついついおしゃべりが弾んでしまう。要するに食事をメインに時間を組むと「スペイン時間」の過ごし方になってしまうのだ。

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ということで、2日目夜もBARヘ。マヨール広場の隣りにある「サンミゲル市場」。ここは昔からある市場でマドリッド市民の台所であったが、3年前ほどに改装し観光客向けな施設へと変わった。地元の人には改装が不評であるようだが、観光客にとってはスペイン各地の料理とワインが食べられ、オシャレな立ち飲み「屋台村」のような雰囲気で楽しい。

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こんな感じのワイン屋さん。グラス1杯3ユーロと高めだが(一般的なBARでは1.5〜2ユーロ)日本に比べたら「コップ酒300円」程度なので安い方。この店の良い所はスペイン各地のワインが楽しめる。リアルバイシャス白と魚介の組み合わせでガリシア地方を満喫→三陸っぽさを味わってもいいし、地元リベラの赤と生ハムの組み合わせも捨てがたい。リオハやナバラ産はフランスワインのようなコクや香りも楽しめる。よく分からないなら、メニューの上から順番に飲んでみてもいいし(笑)、隣りの人のが美味しそうだったら「どんなワイン?おいしい?」と気さくに話しかけても楽しい。

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おつまみも色んなお店がある。生ハム屋、チーズ屋、魚介の店、一口ピンチョスの店など。この辺りは言葉がわからなくても、指差しオーダーでOK。この感じの雰囲気がキライじゃなければ、誰でも楽しめるイチオシな場所です。ちなみに、奥の皿のしらすみたいに見えるのは鰻の稚魚。右側前列は「亀の手」とよばれる貝類の珍味。

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この夜も『女川人会議 in Madrid』と題し、女川人の先輩とワインや牡蠣をほおばりながら夜な夜な語り合いました。女川のこれからについて、地元食材を使って観光向けにアピールする方法など。彼女のブログにも書いてありました!女川弁で話していても、きっと周りの人にはスペイン語に聞こえてたに違いない(笑)とても楽しい夜でした。
by monchicamera | 2011-11-26 10:15
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