女川湾を見下ろす山にある熊野神社。
数年前、病院が新しく建ったときに、合わせて作られた新しい参道(というか恐怖の階段!)を登って…頂上に着く手前で息が切れます(笑)頂上には古く小さな神社があります。町の人は「くまのさん」と呼んでいます。湾に入って来る船を見守るようにどっしりと建っています。
神社の横には、懐かしい飾りが…。これはお正月に各家庭で神棚にかならず飾ります。枝にカラフルな玉が付いたものは『繭玉』と呼び、ぶら下げる飾りは『目玉』(1つの飾りを代表して呼ぶみたい)と呼び、七福神が持っている宝の飾りです。「目玉つけらいん」と言われ、ツリーに飾り付けをするように、この作業を子供が手伝いました。です。五穀豊穣を祈念してのものとされているようです。
撮影終了後ちょうど16:00頃。お札やおみくじ売り場はすでに閉店してました。すでに陽は落ちようとしていました。この場所は父も好きだった神社で、あの日以来帰る度に登っています。そして同じ場所から撮影しています。町の中心部の解体もかなり進み、主要な建物を残しほとんどが更地になってしまいました。マリンパルを照らしあっという間に陽は傾きます。
役場側の方はすっかり陽が落ちて、山々を赤く染めていました。魚市場だけが黄金色に輝きとても綺麗でした。数分後すっかり陽は落ち暗闇に包まれました。