人気ブログランキング | 話題のタグを見る

なぜ手作りが良いか?

みなさんは、市販のシャンプーや石鹸に対して、恐怖感を感じたことはありませんか?

私が住んでいたアメリカやカナダでは「オーガニック」な考えが進んでいる国でもあります。オーガニック専門に扱った店やスーパーもあります。
日本でも野菜などを扱う「自然食品の店」がありますね。直接口に入れるものなので、やはり安全を考えると、有機栽培の方が良いと考える人も多いのではないでしょうか?

ですが、スキンケアの面ではどうでしょう?自然モノはやはり高価で、ちょっと試してみたいなぁと思っても、何から手を出してよいのか分からなかったり…。そして、「工場で大量生産されたもの、化学薬品はどうなってるの?」と考えてことはありませんか?香りが良いシャンプー、泡立ちのよいボディソープなど。肌へのリスクを考えると、やはり良いものとは言いがたいのです。

市販の石鹸は工場で作られる過程で、油を脂肪酸ととグリセリンに分けられ、グリセリンは化粧水などを作るために別会社へ売られていくらしいです。ということは、石鹸には洗浄成分しか残っていないということ。しかも、多くは廃油などで作られているのです。製品として泡立ちをよくしたり、香りをつけることによって、「使い心地のよい商品」になっているのです。工場での大量生産、化学薬品入れ放題のシャンプーや石鹸。その実態を知ったところで、自分の体や髪を洗い続けたいと思いますか?
私はNOです。肌を清潔に保つために、お風呂に入ったり、体を洗ったりするのに、化学薬品で余計に肌にダメージを与えているというのはどうでしょう?

ハーブ専門店やデパートのナチュラルスキンケアの売り場に、「オリーブ石鹸」や「マルセイユ石鹸」が売っています。値段もそこそこします。それですら、大量生産して輸入されている事を考えると、100%安心できるものなのか?と疑問を感じました。100%オリーブ油で作った石鹸は本来であれば真っ白になります。売っているものは酸化して緑色に変わっています。臭いも油くさかったりします。
無添加の純石鹸も泡立ちをよくするために、やし油やパーム核油だけで作られたものが多いです。「天然植物性だから肌によいのね」と思っても、パーム油だけでは肌に何の効果はありません。それならば安心できるものを、天然の材料で、自分で作ってみよう!決心したわけです。

色々と調べていくうちに、ある著書に出会いました。納得できる情報がたくさんあり、それを本に作ってみることにしたのです。
まず、ベースはオリーブ油。上にも書いた通りオリーブ油は古くから「肌に良いもの」として地中海を中心に使われてきました。オリーブ油の中には、天然の保湿成分がたっぷり入ってます。肌に良いとされるスクワラン(高級化粧品にも入ってますね♪)も、実はオリーブ油から抽出されているのです。

こんなに肌に良いオリーブ油。この油のみで石鹸を作ることも可能ですが、やはり市販のものと比べて泡立ちが少ないのでココナッツ油を加え、さらに型崩れを防ぐパーム油を加えた「マルセイユ石鹸」というレシピで作ることにしました。ココナッツ油とパーム油は最低限の量におさえ、オリーブ油の良さを保ったレシピが、72%という刻印でおなじみのマルセイユ石鹸なのです。
by monchicamera | 2006-08-04 13:37 | 手作り石鹸
<< 溶けやすい?その正体は・・・ エコロジーな考え方 >>