この3日間にあったこと。
色々考えさせられることが多かったです。

父の祝賀会へ出席。というか、諸々の手伝いをしてきました。
昨年末に父は宮城県の卓越技能者というのに選ばれていて、写真の部門では初だそう。今ではすっかりデジタル化されてしまっていますが、父のポートレートの撮影技術、B&W現像・プリントの技術、特にネガ修整は後継者がいないほど貴重な技術です。ま、ここに難しい事を書いても仕方ないんですけど...。

祝賀会でのスピーチで、感極まって涙ぐむ親父。若き日の修行時代、辛かった事、病気で死にかけたこと、色々な方に支えられてここまでこれたこと・・・等を思い出したのでしょう。
うちは先祖の代からずーっと写真館をやってます。なのに、自分の家のことはよく知らなくて(笑)、今回初めて、2代目(つまりうちのお祖父さん)のポートレートを披露してもらいました。昔のライティングはシンプルで、レンズ描写はとてもやわらかくて、なのにシャドー部分の奥の深さが素晴らしい。
純粋に、素晴らしい家に生まれてきたことを両親に感謝したいと思いました。
そして、本当であれば4代目になる私。
家を継ぐことが残念ながらできませんが、「写真」という技術を継承していきたいと思います。
そして、自分の子供にも「写真」という技術、父や祖父のスピリットだけは伝えていきたいと思います。