
アンティグアは街全体が世界遺産に指定されているだけあって、コロニアル風の街並みが中世のまま残っている。石畳に立ち並ぶ家々、壁の色はピンク、黄色、薄緑、水色などパステルカラーでおもちゃ箱のような街である。街のシンボルである時計台(というかアーチ)は絵葉書のようだ。
そこで偶然出合ったお嫁さん。どうやら結婚式を終えて、この街のシンボルの前で記念写真を撮ろうとしているようだ。アメリカみたいにWedding Photographerがベッタリ付き添って撮っているわけではない。親戚のおじさんがデジカメで1枚記念に...という感じ。
撮ってあげるべきかも・・・と思い、声をかける。
「あのー。私は日本でWedding専門に撮っているカメラマンです。あ、カナダでもアメリカでもやってました!良かったら、あなたのを1枚記念に撮らせていただけませんか?」
新婦も付き人も快く承諾してくれたので、さっそく1枚。うぁー、ムイ・ボニータ(とても美しい)!

メールアドレスと写真の送り先をメモしてもらい、ご挨拶。花嫁は早い足取りで車へ戻っていった。すると、車の中には新郎が...。あ、そこに居たのね。居るなら一緒に記念写真を撮ってあげるべきだったわ~。あー、残念。