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Feb 2/チチカステナンゴへ

先住民の村は「○○テナンゴ」という名前が多い。PCで変換すると「父貸すテナンゴ」と表記されたが、全く関係ない(笑)
ここ、チチカステナンゴ(略してチチ)は周辺の村々で一番大きな市が、火曜と日曜の週2回立つことで有名である。マヤ系のキチェ族が住む村で、町の中央には大きな教会が建つ。バスから降りて、中心地へ向かうと、まずは教会から匂ってくるお香攻撃!松の葉を燃やしたお香からモクモクと煙を出す。日本のお香のように邪心を追い払うものだと思われる。教会は「基本的に」カトリック教であるが、古代マヤ文化と融合しているので、マヤの伝統的なことは欠かさない。メキシコのサンファンチャムラ村もそうであるが、ここまで来ると「異教徒」というよりも「珍教徒」といった風情がある気がする。世界は広し、色んな文化や宗教がある。

Feb 2/チチカステナンゴへ_f0044846_165225.jpgその教会は程よい階段の上に立っているので、今日はその階段に座り、人の往来を観察していた。ある鳥の売買の様子。私がその相場を知りたくて「それはいくらですか?」と間から口を挟むと、売り手は七面鳥1匹をQ90(¥1350)と言い、買い手はQ70(¥1050)と大きな声で言う。すると売り手は「NO」と叫ぶ。人の値段交渉に口をはさんでしまって申し訳ないと思ったので、ちょっと距離を置いて見ることにした。

私のような小規模の仕入れとしては、パナハッチェルの方が断然買いやすい。チチは確かに露店の数は多いのだけれど、各店の在庫のストックが少ないし、その分値切りが難しいように思われた。ただ、卸問屋を見つければ別だけど。

いつか、こういう仕入れを百・千単位で扱うバイヤーの仕事をやってみたいなぁ。
# by monchicamera | 2006-02-02 16:37 | Mid America2006

Feb 1/乗り合いトラック

グアテマラでは移動手段の車が4種類ある。

Feb 1/乗り合いトラック_f0044846_23413039.jpg1つは日本でも見るような大型バス。これは長距離用で、ひそかにベンツやボルボのメーカーだったりする。排気ガスレベル3(普通)

Feb 1/乗り合いトラック_f0044846_23423868.jpg2つめはチキンバス。これは主要路線の町と町を繋ぐいわば「町バス」。アメリカのスクールバスの払い下げで、カラフルにデコレーションしている。日本のトラック野郎が見たらきっと興奮するだろう。1台ずつに「○○号」と女性の名前がついていて、ほとんどが運転手の奥さんの名前だそうだ。運転手の他に料金係がいる。排気ガスレベル5(こりゃヒドイ)Q6~10。

Feb 1/乗り合いトラック_f0044846_11145388.jpg3つ目は乗り合いトラック。三菱とかフォードの荷台付きのトラック。主要路線以外の小さい村の移動に使われる。乗り合いなのに、なぜかバス停にちゃんと停まったりする。基本的にはどこでも手を上げれば乗せてくれる。排気ガスレベル3(意外と普通に走ってくれる)Q3前後。

4つ目は高級シャトルバス。観光地へ走ってくれる。7~10名乗り。日本車や韓国車といった「坂道に強い車」が大半を占める。排気ガスレベル2(ディーゼルのため、日本のエコ車に比べたら一歩及ばず?)観光客しか利用しないし、貸切の場合もあったりするので、料金は高め。Q60~
# by monchicamera | 2006-02-01 11:04 | Mid America2006

Feb 1/先住民の村

Feb 1/先住民の村_f0044846_1056751.jpgパナハッチェルの隣町にある、「サンタ カタリーナ パルポ」。ここの織物の特徴は鮮やかな青。市がたつ日は湖周辺のあらゆる村から人々があつまるが、ここカタリーナの村人はすぐに見つけることができる。それほど特徴的な青い織なのだ。そしてどこよりも美しい。

アンティグアで知り合った明子さんと一緒に村を回る。明子さんはアンティグアに住み4年が経つという日本のお母さん。織物を勉強しながら年金で暮らせる国は?と考えた結果、グアテマラに引越してきたそうだ。スペイン語も上手。今回民芸品などの買い付けのために、私と一緒にパナハッチェルへやってきた。明子さんにカタリーナ村を案内してもらう。といっても小さな村なので、5分も歩けばメインストリートを過ぎてしまうのだが。明子さんは日本に持ち帰るためのウイピル(織物のことです)を上下セットで探していた。カタリーナの正装は青い上着に、紺や黒の巻きスカート。頭にターバンを巻くというスタイル。

Feb 1/先住民の村_f0044846_1123293.jpg
ターバンの巻き方を教えてもらった。長い髪に巻きつけていく感じ。そんなに難しくはないが、日中の暑い日差しにはかえってマイナスのような気がするのだが…。キャップのように翼があるわけでもないし、素材が暑いから蒸れそうだし、かといって耳も巻きつければ防寒用なのだが…。どちらでもないので、やっぱりオシャレアイテムなのか?村人に巻いてもらたが、うーん。子供の学芸会みたいに見える(笑)

Feb 1/先住民の村_f0044846_1056409.jpg村の人としばし会談(もちろん明子さんの通訳付)。こちらの人は早婚で、出産も20歳前がほとんど。家の生計を立てるのは男性で、女性が民芸品を売ったりしたお金は自分のおこづかいになるようだ。どちらかというと「小金持ち」。織物をしたり、刺繍をしたり、料理したり…。そこには豊かな暮らしがあるように見えた。
# by monchicamera | 2006-02-01 10:38 | Mid America2006

Jan 31/サンティアゴアティトラン

Jan 31/サンティアゴアティトラン_f0044846_23225910.jpg対岸のサンティアゴアティトランへ行く。まぁ、どんな村か見てみたいというただの好奇心。ボートに乗って15分くらい。船に乗ってどこかへ行くという行為は、どことなく旅らしさが増す気がする。

Jan 31/サンティアゴアティトラン_f0044846_23272970.jpg船着場を降りるとみやげ物屋が並ぶ。パナハッチェルよりも若干高いし、商品も少ない感じがする。ただウィピルの古着が沢山売っている(が、産地がバラバラ・・・)。とりあえず、坂道を登ってパルケ(中央広場)へ。広場付近には教会があり、商店があり、青空市場があり、そして一番人が集まる。

Jan 31/サンティアゴアティトラン_f0044846_2329084.jpgここの民族衣装もキレイ。女性は赤い巻きスカートを履いている。紫色で襟ぐりにだけ刺繍が入っているウィピル着ている人もいるが、これは伝統的な衣装ではなく、流行の上着である。ウィピルにも流行がある。一方、伝統的な織物は絹の糸を使って織り込んであったり、村ごとに色や柄が決まっているらしい。ここの村では、男性も民族衣装を着ていて、ズボンには刺繍が施されている。プリングルスみたいな麦藁帽子がよく似合っている。
# by monchicamera | 2006-01-31 23:21 | Mid America2006

Jan 31/ソロラの古着市

パナハッチェルからバスで15分。ソロラという町では毎週火曜日に市が開催される。その中でも目玉は「古着市」。アメリカから流れてきたGAPの服やリーバイスのジーンズなど掘り出し物があるのだ。アメリカでは着なくなった服をボランティア団体や古着屋に寄付したりするが、その店でも使われなかった服たちが、グアテマラはじめ中米に流れてくるのだ。

今朝は8:40に到着。が、時すでに遅し。おばさま達がごった返し、掘り出す、掘り出す。まるでマンガに出てくるバーゲンセールみたい。特に、私が着るような小さいサイズはなかなか見つからない。「これ、いいんじゃな?」と思って手にすると、大きかったり、穴が開いていたり。よく見ると、GAPとかメーカー品もある。せっかく着たのに手ぶらで帰るのは惜しいので、無理矢理探し出した商品;アンテーラーの黒パーカー、白いコットンシャツ、リゾート風ワンピースの3点。ここでの価格は、1点につきQ3=¥45なり。安いっ!
# by monchicamera | 2006-01-31 22:16 | Mid America2006